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大名きんつば[信州飯田いとうや]
【だいみょうきんつば】


山紫水明の飯田に誇りを抱いて
地元の祭りにちなむ上品きんつば

大名きんつば[信州飯田いとうや]

“丘の街の菓子処”と称する信州飯田いとうやは「創業以来、飯田の町と共に歩んできました」と語るように、土地に根ざした和菓子店。南信州の小京都ともいわれる落ち着いた町にあって、それにふさわしい端正な菓子作りを続けている。大名きんつばは、無骨な姿ながら、甘みも上品な代表銘菓。全国にもファンの多い一品で、餡には北海道産の極上の小豆を使い、一つ一つ丹念に焼き上げる。原料は小豆、砂糖、小麦粉のみといたってシンプル。余計な添加物を含まず、素材の持つ味を大事にしている。名称は、7年に一度行われる飯田の大祭、お練り祭りの大名行列にちなんだものだ。
ほかにも、昔ながらの素朴な餅菓子のかざこし山や、信州ならではのこだわりの本そば饅頭など、一見地味ながら、品よく渋い魅力のある銘菓が揃う。平成15年に店舗を全面改装し、和風モダン美しいたたずまいになった。




東京書籍
「全国五つ星の手土産」
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