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OECD


Organization for Economic Cooperation and Development

 先進工業諸国の国内的 ・ 対外的な経済政策調整するための国際機関。ヨーロッパ復興計画(マーシャルプラン)の受入機関として1948年4月に成立した欧州経済協力機構(OEEC:Organization for European Economic Cooperation)が改組されて、61年9月に発足。最高意思決定機関は年に1回開催される閣僚理事会で、加盟各国の外相や蔵相などが出席する。下部組織として、経済政策 ・ 貿易 ・ 金融 ・ 開発 ・ 環境 ・ 科学技術 ・ 教育 ・ 原子力 ・ 食糧などの12分野に合計35の委員会がある。本部はパリに設置され、予算は加盟各国の拠出金で賄われる。発足当時の原加盟国は欧米の主要20カ国で(日本は64年に加盟)、かつては「西側諸国の金持ちクラブ」などと呼ばれていたが、90年代にチェコポーランドハンガリーの東欧諸国と、発展途上国に位置付けられてきたメキシコと韓国の加盟を認めて政策協調の場を広げるなど、その性格を変えつつある。現在の加盟国数は30カ国(2006年4月時点)。




朝日新聞社
「知恵蔵2009」
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