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HSDPA


High Speed Downlink Packet Access

 第3世代携帯電話「W‐CDMA」の拡張規格。従来、最大2M(メガ)bps(静止時)であった通信速度を、下り最大14.4Mbpsにまで拡大、より快適な通信ができるようにしたもの。音楽ダウンロード配信を始めとした、大容量データ通信ニーズ高まり対応するためのものだが、単にダウンロード速度が高速になるだけでなく、移動中の転送効率が上がり、通信の安定も見込める。ただし、上記の通信速度は規格上の最大速度であり、どれだけの速度で通信を行うかは、各事業者の判断に任されている。2006年11月から導入を予定しているNTTドコモの場合、最大3.6Mbps(以前は384k〈キロ〉bps)でのサービスを予定している。なお、HSDPA対応端末を使っても、対応基地局エリア外では、既存のサービスと同じ速度になる。また、基地局エリア内で複数の端末が使われた場合、実効通信速度落ちる可能性が高い。NTTドコモのほか、ソフトバンクモバイルと、新規参入イー・モバイルが採用を予定している。




朝日新聞社
「知恵蔵2009」
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