知恵蔵2009 生活 家庭の医学 138 味覚障害 dysgeusia 味がしない、味を違って感じる、味に過敏になる、舌の片側だけしか味を感じない、などの異常。遺伝性のものの他に、内分泌系の関与する糖尿病や妊娠、唾液分泌不全(ドライマウス、シェーグレン症候群)、高血圧症、ビタミン欠乏症、消化器疾患、亜鉛欠乏症などの全身性疾患、放射線障害、薬物の副作用、中枢神経の異常、心因性疾患など原因は多彩である。原因不明の味覚障害には亜鉛製剤の内服が有効な場合がある。 朝日新聞社「知恵蔵2009」JLogosID : 14848767