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門前雀羅
【もんぜんじゃくら】


訪問客もなく、門前で雀をとる羅(網)が張れるほどさびれているさま。『史記』百三十巻を完成した(紀元前九十七年)司馬遷は、その中で漢の武帝につかえた汲と鄭二人の伝記を記し、最後にこうつけ加えている。「汲、鄭ほどの賢人でも、勢力があれば賓客は十倍にもなるが、勢力がなくなればたちまち離散する。テキ公の場合もそうだ。彼が職を免ぜられると、門前は閑散として雀が群れ遊び、雀とりの網を張れるほどだった。が、テキ公がまた官途につくと、賓客たちはまた寄ってきた。そこで彼は門に大書した。『一死一生、すなわち交情を知り、一貧一富、すなわち交態を知り、一貴一賎、交情すなわち現る。なんと悲しいことか……』」
『史記』汲鄭。
門前成市。門前市をなす。




日本実業出版社
「四字熟語(日本実業)」
JLogosID : 4373298