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沓冠
【くつ-かぶり】


[名]

((「くつかうぶり」「くつかむり」ともいう))[1]和歌や俳諧の折り句の一つ。ある語句を各句の初め(=冠)と終わり(=沓)に一音ずつ詠み込んだもの。例えば兼好(けんこう)法師の『よもすずし ねざめのかりほ たまくらも ま袖(そで)も秋に へだてなきかぜ』の歌には、冠に「よねたまへ」、沓には逆順で「ぜにもほし」となり、「米(よね)賜へ、銭(ぜに)も欲(ほ)し」の語句が折り込まれている。


[2]雑俳(ざっぱい)の一つ。五七五の中(なか)の七文字を課題にして、それに上(かみ)の五文字と下(しも)の五文字をつけて、一句を作ること。→くつづけ・かむりづけ




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5078408