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忠実やか・実やか
【まめ-やか】


<形動>[ナリ]なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ

形容動詞「まめなり」の語幹「まめ」に接尾語「やか」が付いてできた語。まじめなようすや本格的なようすを表す。


[1]まじめだ。誠実だ。真剣だ。本気だ。
[例]「まことにまめやかにうんじ、心憂がれば」〈枕草子・職の御曹司におはします頃、西の廂にて〉
[訳]「本当に本気でふさぎ込んで、情けなく思っているので」
[2]本格的だ。本式だ。
[例]「雪いたう降りて、まめやかに積もりにけり」〈源氏・幻〉
[訳]「雪が激しく降って、本格的に積もってしまった」
[3]実用的だ。日常的だ。
[例]「をかしきやうにもまめやかなるさまにも、心寄せ仕うまつり給ふこと、三年ばかりになりぬ」〈源氏・橋姫〉
[訳]「風流なことでも、日常的なことでも、好意をもってお世話申し上げなさることが、三年ほどになった」
<参考>『源氏物語』では「まめなり」よりも「まめやかなり」のほうが多く用いられる。




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5079258