です
【です】

<助動>[特殊型]○/○/です/です/○/○
〔体言や体言に相当する語句に付いて〕(断定的内容を、聞き手に対し改まった気持ちで言って)…であります。…です。
[例]「遠国(をんごく)に隠れもない、大名です」〈狂・靭猿〉
[訳]「(私は)都からは離れた当国で有名な、大名であります」
<参考>「にて候ふ」(断定の助動詞「なり」の連用形+接続助詞「て」+補助動詞「候ふ」)から「で候ふ」「でさう」を経て「です」となったもの。現代語の「です」は「でござります」の変化したもので別語。

![]() | 東京書籍 「全訳古語辞典」 JLogosID : 5087712 |