所顕し
【ところ-あらはし】

[名]
ところ-あらはし【所顕し】(―アラワシ)((男が、通う女の家を明らかにする意から))平安時代、結婚後三日目の夜に行われた儀式。新婦の家で婿と舅(しゅうと)や親戚(しんせき)たちが対面した。披露宴。
[例]「日ごろありて、御ところあらはしなど、心もとなからずせさせ給へり」〈栄花・ひかげのかづら〉
[訳]「数日して、ご披露宴などを、十分になさった」

![]() | 東京書籍 「全訳古語辞典」 JLogosID : 5088384 |