く-ほん
【く-ほん】

[名]
((仏教語。「くぼん」ともいう))[1]人が極楽往生する際、その人の性質や行為によって生じる九つの階級。上品上生(じょうぼんじょうしょう)・上品中生(ちゅうしょう)・上品下生(げしょう)・中品(ちゅうぼん)上生・中品中生・中品下生・下品(げぼん)上生・下品中生・下品下生の九階級。「九品(ここのしな)」
[例]「くほんの浄刹(じゃうせつ)を行はせ給ひけん、御庵室(おんあんじつ)の旧跡には」〈平家・一〇・熊野参詣〉
[訳]「(花山法皇が)九つの階級がある浄土に往生するための修行をなさったという、ご庵室の旧跡には」
[2]((「九品浄土(くほんじゃうど)」の略))⇒くほんじゃうど
[3]((「九品蓮台(くほんれんだい)」の略))⇒くほんれんだい

![]() | 東京書籍 「全訳古語辞典」 JLogosID : 5100172 |




