100辞書・辞典一括検索

JLogos

18

に-ざり-ける
【に-ざり-ける】


((「に」は断定の助動詞「なり」の連用形))…であった。…であったのだ。…であったのだなあ。→ざりける
[例]「◎照る月の流るる見れば天の川出(い)づる水門(みなと)は海にざりける」〈土佐・一月八日〉
[訳]「◎照る月が(水平線の方へ)流れるのを見ると、天の川の出ていく河口は海であったのだなあ




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5103292