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ノーベル賞の賞金はどこから出るの?


二〇〇二年に東京大学の小柴(こしば)昌俊名誉教授と、サラリーマン研究者の田中耕一さんがノーベル賞を受賞したのは、まだ記憶に新しいところです。
ノーベル賞は、ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの遺言によってできた賞です。当初は物理学賞、化学賞、生理学医学賞、平和賞、文学賞の五つでした。一九六九年に経済学賞が新設され、現在では六つの分野の最も優れた発見をした人(チ-ム)に贈られることになっています。
二〇〇二年は副賞として一億三〇〇〇万円という高額の賞金が与えられました。ちなみに、これは一九八〇年の賞金額と比べておよそ一〇倍です。
この賞金は遺言によって、ノーベルの遺産を運用した利息でまかなわれています。ノーベル財団設立当時に基金とされたのは、現在の金額でおよそ二二〇億円でした。財団ではこの莫大な基金を株式や不動産に投資し、四六〇億円にまで増やしているそうです。
つまり、一つの賞あたり一億円の賞金ぐらいノーベル財団にとっては痛くもかゆくもないということ。ただし、いくら資金力が豊富だといっても、後に設けられた経済学賞の賞金だけは遺言にはないので、財団からは支出されず、スウェーデン銀行からの寄付でまかなわれています。




角川学芸出版
「花マル雑学塾」
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