なぜトンカツだけフライと呼ばないの?

トンカツのカツはフランス語の「telette(コトレツト)(英語読みはカットレット)」が語源です。もともとは「骨付あばら肉」のことを指していました。
その後「カットレット」は、
このカットレットを現在のトンカツの形に変身させたのは、「
カツレツがトンカツという名前に変わったのは、昭和に入ってから。上野にある「ぽん多 本家」の創業者島田信二郎さんが命名したそう。
ちなみに、フライは魚や肉、野菜などをたっぷりの油で揚げたものを指します。
フライが西洋料理の揚げ物の総称なのに対し、カツという言葉は、語源が「骨付きあばら肉」だったことからもわかるとおり、ビーフカツ、チキンカツ、トンカツなど、肉の揚げ物にだけ使われる言葉です。

![]() | 角川学芸出版 「無敵の雑学」 JLogosID : 5155045 |