栄
【さかえ】

(近代)昭和13年~現在の行政字名。はじめ喜茂別村,昭和27年からは喜茂別町の行政字。もとは喜茂別村の一部,キモベツ・上喜茂別・カシプニ。地名は,愛国行進曲の一節により命名したという(喜茂別町史)。明治37年518町歩に及ぶ三宅農場(のち永森農場)開設,57戸が入植,昭和4年には12戸に減少。明治42年特別教授所設置,昭和26年栄小学校となり,同41年廃校。大正元年上喜茂別駅逓所設置。昭和12年上喜茂別郵便取扱所設置,同14年栄郵便局となる。同28年国道230号の整備に伴い札幌~洞爺間のバスが運行を開始し,また札幌方面への輸送の便が良くなり,トウモロコシおよび野菜などの栽培が盛んとなった。同43年の世帯数27。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7003231 |