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白鳥町
【しらとりちょう】


(近代)昭和6年~現在の函館市の町名。もとは函館市大字亀田村の一部,村内・田家・八幡社後手。「蝦夷実地検考録」に「白鳥家は奥州和賀郡の和賀党の一也。昔白鳥孫次郎弟孫三郎二人修験にて渡り……孫次郎の家は世々亀田郷の代官を勤む」(函館市史史料1),あるいは「慶長十八年に至り奥州岩井郡白鳥村の社家白鳥孫三郎なる者有りて此地に来りしを松前家招て臣となし亀田村に番所を建て近郷を守らしむ」(蝦夷島奇観)などとあり,町名は,白鳥氏の姓を町名に残したもの(函館市字名変更調書)。昭和10年の世帯数75・人口426,有業世帯数74のうち,農業19(自作16)・公務自由業21,ほか。昭和6年万年橋~赤川間の路線バスが運行開始。同30年の世帯数244・人口541。同35年一部を八幡町へ編入,翌36年八幡町の一部を編入。また,同39年の区域変更により町内の一部を五稜郭町および梁川町へ編入,五稜郭町の一部を編入。同40年の世帯数617・人口2,336,有業者世帯931うち製造業200・卸小売業170・運輸通信業164など。同43年田家町・宮前町との間で各々境界変更し,八幡町へ地内の一部を編入。世帯数・人口は,同45年742・2,629,同50年810・2,488。同55年夜間急病センターが当町に新設。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7004134