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杉並町
【すぎなみちょう】


(近代)昭和6年~現在の函館市の町名。もとは函館市大字亀田村の一部,湯川通。明治31年馬車鉄道が運行,開発(かいほつ)停留所設置。当町や本町・松陰町一帯を開発と呼んだのは,安政期に有力商人の手によって開墾された場所であったからという(函館町物語)。明治41年遺愛女学校校舎が新築され,元町より移転。大正10年の大火後横通りに貸家150戸が建設され,一帯を平和村と呼んだ。郊外住宅としては市内最初のもの(函館日日新聞)。昭和初期高級住宅街が形成された。昭和10年の世帯数548・人口2,726,有業者別では商業166・公務自由業137,その他(函館市職業別世帯分散状況調書)。この頃日魯漁業の社宅も建設。世帯数・人口は,同24年747・3,573,同30年753・3,394,就業別人口は卸・小売業242,製造業219,サービス業159,運輸・通信123。同43年時任町・松蔭町の各一部を編入。同50年の世帯数831・人口2,338。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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