升沢
【ますざわ】

旧国名:陸奥

東根山南部，北上川水系沢内川上流右岸に位置する。地内には縄文中・後・晩期の遺跡が残るが，特に極楽寺東部から田屋にかけての遺跡は，中・後期の土器片や石斧・石鏃・石棒・石匙などの石器類が一帯にわたって出土しており，土偶も発見されている。ほかに字小森に古墳があり，田屋・坂本などから土師器・須恵器も出土している。
【升沢村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【升沢(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7016105