北宮沢
【きたみやざわ】
旧国名:陸奥
標高50~70mの丘陵性の地形である。地名は宮沢村の北に位置することに由来し,宝永年間にはすでに北宮沢村と称していた。宮沢の地名は同地に平安末期より長岡郡小林郷新熊野社のある沢地の意味である。小名花原は「古くは葉楢と書き,俗のはの木にして赤楊樹の種類也。此の木谷原に多生す。故に此辺はなら谷地と云しとかや」(栗原郡旧地考)といわれるように,谷地(湿地)も多い。
【北宮沢村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
【北宮沢(近代)】 昭和51年~現在の古川市の行政地名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7017467 |