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白石
【しろいし】


旧国名:陸奥

蒲生領時代一時は増岡(ますおか)と呼ばれた。白石川・斎が川(さいがかわ)のつくる盆地状の沖積耕土をなし,中央部を北緯38°線が通る。地名の由来についてはアイヌ語「シュラウシ」(石の多い所)に基づくという説があり(宮城県地名考),また市街地の字調練場に純白で光沢のある大石がありこれを白石の「神石」といっているが,伝承ではこの石の根の深さは宮城郡根白石(ねのしろいし)までつながっていると伝え,この石が白石の地名の起こりともいう(刈田郡誌)。ともに確証はない。この地域は大部分が白石川とその支流の氾濫原で古くから耕土も開けた。特に斎が川流域には北無双作(きたむそうさく)・梅田・銚子が盛などの遺跡や古墳があり,縄文・弥生・古墳各時代にわたっての遺跡・出土品が多く発見されている。
白石(中世)】 室町期~戦国期に見える郷村名。
白石本郷(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
白石町(近代)】 明治22年~昭和29年の刈田郡の自治体名。
白石本郷(近代)】 明治22年~昭和29年の白石町の大字名。
白石市(近代)】 昭和29年~現在の自治体名。
白石本郷(近代)】 昭和29年~現在の行政地名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7018015