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【みなと】


旧国名:陸奥

西端を北上川が南流,石巻港に注ぐ河口に立地する。地名は,はじめ迫(はさま)川がここに注いでいた頃,その河口の港として栄えていたことに由来する。「仙台金石志」松島雄島寛永17年6月3日鐘銘に「仙台城府の武臣,葛西湊之津の世主,笹町門葉の英冑」とあり,また同書牧山観音堂正保3年鐘銘にも「(笹町)胤重,城郭を小鹿郡湊之津に構う」とある。この「葛西湊之津」「小鹿郡湊之津」がつまり地名湊の起こりである。はじめはのちの石巻もこの湊之津のうちに含まれていた。江戸期,石巻港が古い牡鹿湊の名跡を受ける大商業港に発展しても,親港(おやみなと)としての湊の独立は持続し,「封内風土記」にあるように「湊邑,牡鹿本郷と曰」われて繁栄を続けた。
湊(中世)】 戦国期に見える地名。
湊村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
湊(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7019227