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草木
【くさぎ】


旧国名:陸奥

大森(803.2m)の西麓の207m等高線と,西軍森(206.6m)の間に開けた低平地。「奥々風土記」では「草木村,久佐枝と云」とある。天正19年の九戸(くのへ)騒動の際の落人が移り住んで丸館を築いたという伝えもある。村域の南方菩提野には幸右衛門新田・八兵衛新田など有力開拓者の存在を示す地名が残る。伝説が豊富で,壮大な三湖伝説の主人公八郎太郎の出生地という伝承があり,また秋田藩領葛原(くぞはら)村に鎮座する老犬神社の祭神老犬シロの故地として,その主人狩人の居住跡という左多六屋敷がある。「鹿角根元記」によれば,錦木塚伝説の主人公政子姫の恋人が,この村の黒沢万太の長子万寿であり,村の北方にある形よい円錐形の黒又山は万太の墓か,彼を祭神としてまつったもので,黒万太森と称すという。土地の古老の間には,今もこの山の頂上が積石でできていて,鉄の棒がずるずると差しこめるという話が伝わるという(広報かづのNo.143)。
草木村(中世)】 戦国期に見える村名。
草木村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
草木(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7020828