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奉公人新田
【ほうこうにんしんでん】


旧国名:陸奥

(近世)江戸期~明治9年の新田名。中通り南部,阿武隈(あぶくま)川の支流谷津田川南岸に位置する。白河郡のうち。白河藩領。寛政年間,藩主松平定信が困窮に苦しむ奉公人救済のために開いた新田で,南湖の北西に散在した新田の総称。村高は,文化年間の演説書書抜および「天保郷帳」222石余,「旧高旧領」230石余。演説書書抜には免不同とあり,同時期に開発された学田新田とともに他村とは別扱となっている(県史8)。旧福島県を経て明治9年福島県に所属。同年天神町ほか9か町村および学田新田の一部と合併して白河町となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7033892