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相馬町
【そうままち】


(近代)明治22年~昭和30年の北相馬郡の自治体名。小貝川下流右岸の低平地に位置する。藤代・椚木(くぬぎ)・片町・平野・宮和田の5か村が合併して成立。旧村名を継承した5大字を編成。役場を藤代に設置。町名は北相馬郡の中央に位置することによる(合併史)。明治24年の戸数415・人口2,206,厩50,船64。世帯・人口は大正9年494・2,383,昭和10年540・2,727,同25年752・3,836。合併当時の物産は米・麦・実綿・繭で東京方面に移出する(北相馬郡町村沿革便覧)。古着・古道具・青物の藤代市が2月1日~3月3日に,酉の市が3・4の日に立っていた(県勧業年報)。明治25年宿場の火消組と椚木消防組を合同し,相馬町消防隊を編成,同27年消防組と改称し椚木・藤代・片町・宮和田の4部に分けた(相馬町消防沿革誌)。大正期の物産は,米・麦・大小豆・果実・繭・醤油・箱指物など(北相馬郡志)。昭和2年電灯を架設。昭和30年藤代町の一部となり,5大字は同町の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7037970