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大田原
【おおたわら】


旧国名:下野

那須扇状地の中央部を南流する蛇尾(さび)川右岸に位置し,扇端部にあたるため湧水に恵まれる。古くは前室村と称したという。天文12年(あるいは14年ともいう)大俵氏が町島の水口城から移り,蛇尾川右岸の丘陵地である当地に城郭を構え,城下に北町・南町を設け,大俵氏が大田原氏と改めたのに伴い当地も大田原と改めたと伝える(大田原市史)。鎌倉期の寺院跡といわれる吉浄院跡があり,現在薬師堂境内となっている。
大田原(中世)】 戦国期に見える地名。
大田原城下(近世)】 江戸期の大田原藩の城下町名。
大田原宿(近代)】 明治4~22年の宿名。
大田原町(近代)】 明治22年~昭和29年の那須郡の自治体名。
大田原(近代)】 明治22年~明治中期の大田原町の大字名。
大田原市(近代)】 昭和29年~現在の自治体名。
大田原(近代)】 昭和29~42年の大田原市の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7040982