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菊沢村
【きくさわむら】


(近代)明治22年~昭和29年の上都賀郡の自治体名。黒川流域に位置する。玉田・武子(たけし)・富岡・栃窪・見野・下遠部・千渡の7か村が合併して成立。旧村名を継承した7大字を編成。役場を玉田に設置。村名の由来については,聞ケ沢が転訛して喜久沢となったとか,県社喜久沢神社の佳名をとり菊沢村と名付けられたという(鹿沼市史)。明治24年の戸数552・人口3,328(男1,688・女1,640),学校2,水車場30。明治25年武子に菊沢尋常小学校東校(現菊沢東小学校),見野に同西校(現菊沢西小学校)がそれぞれ開校。同31年武子に菊沢信用組合創業,組合員数72。昭和6年玉田に東武日光線の北鹿沼駅が設置された。昭和24年城山村古賀志の一部,字高谷が編入され高谷となる。世帯・人口は大正9年787・4,798,昭和10年829・5,192,同25年1,303・7,758。昭和29年鹿沼市の一部となり,玉田は玉田町,武子の一部からは下武子町・仁神堂町が成立し,武子の残部を含む7大字は同市の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7041557