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小塙
【こばな】


旧国名:下野

荒川が大きく曲折する左岸の河岸段丘上に位置する。地名の由来は,荒川の蛇行する川隈に突出した地形「はな」から名付けられた。「小」は接頭語である。大里と当地を貫流する荒川流域の河岸段丘は,地層が連続的に露出して地質の構造を観察するのに学術的にも貴重な地域で,自然環境保全地区に指定されている。字上の台に小塙館跡がある。慶長5年大田原城主大田原綱清の次子増清の築いた居館跡で,森田陣屋といわれ,増清は本家大田原氏領のうち小塙村地内を石高25石で永代借地して館地とした。東西162間・南北120間あり,その面積は5町1反歩を有する大規模な居館地である。東・南・西の三方に濠渠をめぐらし,北は懸崖をもって荒川に臨む。南には大手門がある。現在は館地内を国鉄烏山線が横断しているが,濠形がわずかに残存し,屋敷跡は耕地となっている。
小塙村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
小塙(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7041869