大川村
【おおかわむら】

(近代)明治22年~昭和32年の邑楽(おうら)郡の自治体名。利根川左岸の洪積台地上に位置する。古海・仙石・吉田・寄木戸・古氷・坂田の6か村が合併して成立。旧村名を継承した6大字を編成。役場を仙石に設置。村名は利根の大川に沿うことから命名された(大川村郷土誌)。明治24年の戸数598,人口は男1,673・女1,706,学校1・船26。地内は米や麦を中心とする純農村で,尾島街道・仙石河岸道のほかに幹線道路はなく,買物や金融機関は隣接する小泉町に依存した。かつて利根川河畔の仙石・古海には河岸が開け,埼玉県や東京方面と交易が盛んであったが,たびたび水害を受けた。第2次大戦中坂田に中島飛行機小泉製作所が建設され,都市計画の実施に伴い人口が急増し軍需工業都市となり,戦後は米軍の進駐によりキャンプドルウに変わり基地の町となった。また,バスや電車などの交通機関も整備されて近代化が進行した。明治22年の戸数549・人口3,225。世帯数・人口は,大正9年819・4,440,昭和10年816・4,638,同30年1,632・8,726。同32年大泉町の一部となり,村制時の6大字は同町の大字に継承。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7044702 |




