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大峰沼
【おおみねぬま】


利根郡月夜野町にある沼。大峰山(1,254.8m)の南東麓に位置する。標高約1,000m。南北300m・東西150m,周囲1km,面積2,175m(^2),最深部2m。高層湿原のなかにある小沼で,中央には浮島(面積280m(^2))がある。この湿原は厚さ8.6mの泥炭層からなり,その形成に約1万年を要したと推定され,わが国最大,最古の浮島として県の天然記念物に指定されている。浮島や沼畔には各種の湿原植物が見られる。沼の北側を中心に,夏にはキャンプ場・バンガロー村が開設され,青少年宿泊センター(収容87名)などもあって格好のレクリエーション基地となっている。またこの沼と南東約700mにある古沼には,モリアオガエルが生息しており,県の天然記念物に指定されている。6月中~下旬に,夜間水面に張り出した樹上で産卵する習性を持つ。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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