100辞書・辞典一括検索

JLogos

20

太田村
【おおたむら】


(近代)明治22年~昭和32年の北埼玉郡の自治体名。県北部,行田(ぎようだ)市の最東端,加須(かぞ)低地の西部に位置し,荒川氾濫故道の1つ星川中流の河道をそのまま利用した見沼代用水沿岸にある。村名の由来は古来の荘名「太田」の呼称をとった(合併史)。明治22年,小針・若小玉・下須戸3か村が合併して太田村が成立,周辺の真名板・藤間・関根3か村をあわせて太田村ほか三村組合を設置した。同34年には真名板・藤間・関根3か村が太田村に合併。明治29年の太田村ほか三村組合の戸数778・人口5,317,大正10年の太田村の戸数802・人口5,199。昭和28年の戸数874・人口5,375。大規模な村で財政的にも恵まれていた。昭和28年の町村合併促進法施行後,ようやく,同32年行田市へ編入合併となる。村は消失したが現在太田の名は小・中学校,農協支所の呼称に残る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7048132