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野狐台町
【やっこだいまち】


旧国名:下総

(近世~近代)江戸期~現在の町名。明治9~22年は佐倉を冠称。江戸期の佐倉城下町の1つ。明治22年佐倉町,昭和29年からは佐倉市の町名。地名の由来は,ヤッコ(奴)によるものか。江戸前期は鏑木・大蛇両村の入会地で,寛文頃両村から分かれて佐倉城外の足軽屋敷となった(佐倉城下絵図比較解説)。なお,嘉永6年の絵図によれば野狐台全体に大・小23棟の長屋が見える。東部には南北36間・東西84間の菜園が設けられ,藩の薬草が栽培されたが,のち茶園となる。また,菜園の一部は梅林となり,多品種の梅が集められた。明治4年の戸数107,うち士族1・卒族106。のち民家がふえる。明治24年の戸数58・人口220,厩3。昭和54年の世帯数103・人口303。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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