八幡町
【はちまんまち】

旧国名:加賀
(近世~近代)江戸期~現在の町名。江戸期は金沢城下町のうち,地子町の1つ。明治22年からは金沢市の町名。町名は慶長4年卯辰八幡宮が造営され人家が立ち並んだことによる(郷土辞彙)。「皇国地誌」には「観音町弐町目ヨリ北ニ通シ,本町二番町ノ中間ニ達スルマテヲ云フ。弐町壱拾三間許。其間西側稍々他ノ町名ヲ交フ。幅広キハ弐間三尺,狭キハ五尺」と記す。明治6年卯辰八幡宮は尾山神社となった。大正5年の戸数116・人口332。昭和41年一部が東山1~2丁目となる。同45年の世帯数・人口は0。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7089116 |