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屏風崎
【びょうぶざき】


能登島最南端の屏風崎と,これに対する七尾市の屏風岬との総称。鹿島郡能登島町須曽(すそ)と,七尾市石崎町にある。前者は須曽屏風・下(しも)の屏風・藻崎(もさき)屏風・薄着(うすぎ)崎・浮屏風,後者は石崎屏風・上(かみ)の屏風・屏風崎・鳥屏風・石崎とも呼ばれた(郷土辞彙)。現在,地図形では須曽側を屏風崎,石崎側を屏風岬とする。七尾湾南湾と西湾の間にあり,幅750mの屏風瀬戸をはさんで対峙する。名称は位置や形状などによる。標高は共に約6m。長さも共に約1km。海食による断層で和倉珪藻泥岩層に凝灰岩薄層をはさむ。屏風崎と屏風岬南東の大杉崎を結ぶ線は七尾港港湾区域の西限。屏風岬の北西約500mの地点から屏風崎に向けて,延長1,050mの県営有料道路能登島大橋が,昭和57年4月の開通をめざして建設中。橋の幅は9.4mで2車線。片側に幅1.5mの歩道を併設。海面からの高さは中央部路面で21.7m。完成すれば北陸最長の渡海橋。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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