糸崎
【いとさき】

旧国名:越前
丹生山地の海岸段丘の台地に位置し,西部は日本海に面する。泰澄の開基という糸崎寺に伝わる仏舞は,県無形民俗文化財。この舞は2年目ごとの4月18日と,33年目ごとの大開帳,17年目ごとの中開帳の期間中に舞われ,舞手は8人の舞仏,2人の念菩薩,2人の角守からなる。「名蹟考」には「泰澄座シテ護摩修行ノ岩アリ。窟口一間。奥ヘ六間。内ニ十一面観音ノ石像アリ」と記すとともに,唐僧禅海にちなんだ「竜灯松」の記載がある。「足羽社記略」に「糸崎浦……同天皇(応神)妃,糸媛神霊在処也歟……延喜式云糸崎神社」とあるが,この神社は現存しない。
【糸崎(中世)】 南北朝期に見える地名。
【糸崎浦(近世)】 江戸期~明治22年の浦名。
【糸崎(近代)】 明治22年~昭和42年の大字名。
【糸崎町(近代)】 昭和42年~現在の福井市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7090991 |




