猪爪
【いのつめ】

旧国名:越前
加越山地の西方,丘陵椀子(まりこ)岡南方の平野部に位置する。字たいちんに「たいちんの池」,東方には「弁天清水」の湧水池があり,飲料や灌漑に利用されてきた。これらの池は,丸岡城下南の八幡町にある河濯社の別当寺真言宗修験泰長院によって管理されたと伝えられ,「たいちん」の名もこの泰長院に由来するという。また村の中ほどには元禄12年に泰長院快応が願主となって再建した八幡神社があり,「弁天清水」の傍らにあった弁天堂もここに移されている。天正8年閏3月5日の本願寺教如消息の宛名に「越前在々……井のつめ」と見える(福円寺文書)。
【猪爪村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【猪爪(近代)】 ①明治22年~昭和28年の丸岡町の大字名。
【猪爪(近代)】 昭和52年~現在の丸岡町の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7091036 |




