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丸山
【まるやま】


(近代)明治22年~現在の大字名。はじめ国富村,昭和26年からは小浜市の大字。もとは江戸期の上竹原(かみだわら)村の一部。国富平野最西部に位置する。地名は,背後にそびえる丸山にちなむ。「酒井忠勝在国日記」の寛永19年9月14日条にも「丸山辺り御出」と見えている(小浜市史藩政史料編)。当地に集落が成立しなかったのは,背後の山から小浜城が一望され留山となったためという説もある(遠敷郡誌)。丸山山頂には中世末期守護被官の内藤兵庫が拠った山城が残る。また,字出口の北川河床から弥生前期の遺跡が発見され,清水谷からは鎌倉初期の臓骨器が出土している。世帯数・人口は,大正9年33・174,昭和10年32・164,同30年34・169。同48年一部が城内1~2丁目となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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