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持穴
【もちあな】


旧国名:越前

平家岳北麓,九頭竜川上流域の山間部に位置する。地内に白馬洞と呼ばれる鍾乳洞があり,「帰雁記」には「穴馬といふ此谷を子馬巣谷と云。穴の入り口に駒の足跡有り。入口はやふやふ腹這ひと成て入る所,穴の大きさ八畳敷位。夫より次第に向ふ下りに行ば十方に穴有り。馬の頭石・釣鐘石有」とある。また「越前地理指南」に「川向ひ子馬栖谷の奥に穴あり,口三四尺計,奥へ入ては穴広ク方々へわかれ穴アリ,奥の深さ不知,往昔此穴のうちより馬出て谷の口に塩水池と云アリ,此水を飲て又穴へ入しより此近辺を穴馬山中と云ル由」と記し,穴馬谷という名の起こりとしている。地名はこの穴を持つことに由来する。水没した旧東部中学校付近から縄文遺跡が発見された。
持穴村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
持穴(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7095444