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栄村
【さかえむら】


(近代)昭和31年~現在の下水内(しもみのち)郡の自治体名。千曲川下流域の小段丘から東・南方の苗場山・赤倉山・佐武流山などの山岳地帯を含む,南北に長い地。水内村・堺村が合併して成立。豊栄・北信・堺の3大字を編成。志久見川流域を東部地区,中津川流域を秋山地区と称している。集落は各河川の河岸段丘上に散在。合併当初の世帯数1,294のうち79%は農業。昭和39年役場を志久見から森へ移築。昭和34年堺小学校北野・長瀬・志久見の3分校をもって東部小学校を開設。同年堺中学校秋山分校は独立。同52年北信・堺・秋山の3中学校を統合,森に栄中学校開設。昭和36年百合居橋・長瀬橋,同38年志久見橋が各架換え落成。同60年新宮野原橋・栄大橋・青倉橋が落成。同61年現在白鳥大橋・森大橋および青倉~横倉間のトンネル工事は平成2年に完工,村内全線の改修が間近い。昭和40年ブルドーザーによる道路の除雪開始,同62年には国道・県道すべてが完全に除雪され,豪雪地の交通事情が一変した。昭和38年出稼対策として取入れたエノキ茸栽培は,米の生産額に匹敵。同41年野々海池を水源とする水内地区の開拓が完成。世帯数・人口は,昭和35年1,263・6,361,同45年1,094・4,449,同55年1,026・3,502。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7100872