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鼠穴村
【ねずみあなむら】


旧国名:信濃

(近世)江戸期~明治7年の村名。安曇(あずみ)郡のうち。芦間川右岸,神戸原扇状地末端段丘上に位置する。地名は,中世の「不寝見(ねずみ)」,すなわち見張りに由来すると思われる。江戸末期までは古厩村の一部であったため,文禄年間の松本領郷村高附帳(県史近世史料5‐1)には,「古厩之内,鼠穴村」と見える。松本藩領。松川組に属す。村高は,「慶長改帳」では古厩村の一部,「正保書上」499石余,「元禄郷帳」150石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに166石余。正保年間以前と以後とで村高に大差があるのは,慶安検地の時点で古厩村と高分けがなされ,独立村となったことによる。なお斗代は1石3斗で,松川組16か村のうちでも最も低い村の一つである。享保11年松川組村々方角高家人数帳(榛葉家文書)によれば,家数26・人数146。安政2年の安曇筑摩両郡村々明細書上帳(県史近世史料5‐1)によれば,家数32・人数160。村内には数基の古墳や中世土豪の居館跡・山城があり,鼠石の椀貸し伝説などの伝説も多い。鎮守は諏訪大明神・稲荷大明神。明治4年松本県を経て筑摩県に所属。同7年松川村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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