100辞書・辞典一括検索

JLogos

35

平沢峠
【ひらさわとうげ】


南佐久郡南牧(みなみまき)村の平沢と野辺山の境にある峠。太平洋側と日本海側の分水界にあたる。標高1,450m。峠を通る佐久甲州街道は,武田勢が佐久進攻に用いた信玄の棒道で,山梨との県境に接する平沢から北へ野辺山高原を一直線に貫いていた。明治30年に完成した新道(国道141号)は,峠を通らずに西へ折れ,現在の小海線とJR最高通過地点(1,375m)で交差。平沢峠を越える車道は昭和50年に開通。峠の脇の獅子岩は,赤岳を主峰とする八ケ岳連峰と清里高原の展望台といえる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7102984