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下川村
【しもかわむら】


(近代)明治30年~昭和29年の郡上(ぐじよう)郡の自治体名。三戸(みと)・白山・大原・梅原4か村が合併して成立。村名は近世当地一帯を下川筋と称していたことによる。長良(ながら)川左岸台地に位置する。大正15年の戸数585・人口3,288。主産物は繭1万3,000貫,茶(煎茶)900貫・(番茶)2,500貫,楮皮3,870貫,木炭5万3,000貫,甘藷5万3,600貫,里芋3,200貫(郡上郡史)。昭和2年9月吉田川発電所が増設されて電灯がつくようになった。1軒に1灯で,ランプを併用したという。昭和11年の戸数598・人口3,259,田102町余・畑138町余・宅地3万6,068坪・山林756町余・原野27町余。昭和29年に嵩田(たけだ)村と合併して美並(みなみ)村となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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