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下山村
【しもやまむら】


(近代)①明治22年~現在の東加茂郡の自治体名。巴川とその支流郡界川流域に位置する。黒坂・大桑・芦原子(あわらご)・小松野・東蘭(ひがしあららぎ)・和合・荻島・神殿(かんどの)・平瀬・田平沢(たいらざわ)・栃立・黒岩・梶の13か村が合併して成立。旧村名を継承した13大字を編成。役場を東大沼に設置。村名は中世の足助(あすけ)荘下山郷による。明治24年の戸数420,男786・女814,学校3。同39年大沼村・富義村を合併し,11大字を加える。さらに昭和31年額田(ぬかた)郡下山村の一部を合併,田代・田折・蕪木・蘭村の4大字を加えて28大字を編成。この間昭和23年に一部が作手(つくで)村に編入し,同村中河内となる。世帯数・人口は,大正9年1,045・5,060,昭和25年1,031・5,730。産業別就業人口は,昭和35年は第1次産業2,524・第2次産業602・第3次産業521,同55年は第1次産業718・第2次産業936・第3次産業774。②明治22年~昭和31年の額田(ぬかた)郡の自治体名。中伊・一色・外山・蕪木・田折・蘭(あららぎ)・保久(ほつきゆう)・冨尾(とんびゆう)・田代の9か村が合併して成立。旧村名を継承した9大字を編成。役場を保久に設置。明治24年の戸数462,男937・女953,学校2。大正13年の世帯数388・人口2,003,職業別戸数は農業349(専業農家139・兼業農家210)・商業14・工業9・その他16(村治概要)。自治の円満を図るため郷栄会を組織し,官民一体となった村づくりが積極的に行われた。昭和31年額田町・東加茂郡下山村の各一部となり,中伊・一色・外山・保久・冨尾の5大字は額田町,蕪木・田折・蘭・田代の4大字は東加茂郡下山村の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7119220