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上野村
【かみのむら】


旧国名:伊勢

(近世)江戸期~明治8年の村名。伊勢国鈴鹿郡のうち。安楽川支流の八島川上流域に位置する。はじめ亀山藩領,元和元年津藩領,寛永13年からは再び亀山藩領。村高は,「慶安元年郷帳」では田133石余・畑66石余,「元禄郷帳」174石余,「天保郷帳」「旧高旧領」423石余。古くは中畑といわれ,北畑・南畑の2か村とともに畑三郷と呼ばれる。「亀城兎園記」によれば,元禄3年頃の村高352石余,家数67・人数363(うち男189・女174),牛34,馬4,茶・桑代4貫787文,山年貢米1斗5升。明和5年百姓一揆が起き,御用金,桑・茶代などの負担は廃止される(新編鈴鹿市の歴史)。天保期の田畑27町7反4畝余。明治4年安濃津(あのつ)県,同5年三重県に所属。同年の戸数62(各区戸長副戸長総代名簿)。同8年三畑村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7126140