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長田
【ながた】


旧国名:伊賀

上野盆地北西部に位置し,木津川左岸平地部から西の丘陵部に及ぶ。地名の由来については「新撰姓氏録」に見える長田村主の居住地にちなむとするものや(伊賀史の研究三十年),短冊型(長方形)の条里水田によるとする地元説がある。天正9年織田信長による伊賀攻撃に北伊賀連合軍の拠点となったと伝えられる比自山城跡(観音堂跡)が残る。天正12年伊賀の統治をまかされた脇坂安治の館跡が長田市場に脇坂八幡祠として残る。
長田郷(古代)】 奈良期~平安期に見える郷名。
長田荘(中世)】 平安末期~戦国期に見える荘園名。
長田御厨(中世)】 南北朝期に見える御厨名。
長田郷(近世)】 江戸期の郷名。
長田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
長田村(近代)】 明治22年~昭和16年の自治体名。
長田(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7128216