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志那
【しな】


旧国名:近江

支那・品とも書く。琵琶(びわ)湖岸に位置する。志那・志那中・吉田の3集落からなり,品荘と総称されたという。「朽木文書」によれば「北志那」は山門領。また志那浜は中世以降,湖南湖上交通の要港であった。地名はモンクメール語で風神の威を示すところを意味するという(栗太郡志)。志那・吉田の村切りは行政的には明細帳では元禄11年後にほぼ完成したが,両村の領主5人のうち1人だけが村切りを認めており,他は中世以来の1村と認め,淀(よど)藩だけが免状を両村宛に発し,他は1村として1通出す有様であった。
志那村(中世)】 戦国期に見える郷村名。
志那村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
志那(近代)】 明治22年~昭和29年の常盤村の大字名。
志那町(近代)】 昭和29年~現在の草津市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7132661