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安井
【やすい】


旧国名:山城

南部を天神川が西流し,御室川が南西端で合流する。平安京右京に属し,二条の西京極にあたる。安井の名は後白河天皇皇女殷富門院亮子内親王の安井御所があったことによるという。安井御所の名は「百錬抄」正治2年10月17日条に「殷富門院安井御所御堂供養」と見える。この時,安井御所は寺に改められ,蓮華光院と号したものである。開基は以仁王の遺児道尊僧正で,道尊は安井の宮と称された(平家物語)。蓮華光院は土御門天皇皇子道円法親王が入院して以来,門跡寺院となり,安井門跡と称した。安井の西方,御室川のあたりに竜祥寺があった。竜祥寺は後宇多天皇が南浦紹明(大応国師)のため,離宮を改め寺としたものである(臥雲日件録,宝徳2年9月11日条)。大徳寺の末寺で,京の十刹に列せられたことがある。現在後宇多天皇御髪塔・嘉陽門院墓がのこっている。
安井村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
安井(近代)】 明治22年~昭和6年の太秦村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7146173