庭井
【にわい】

旧国名:摂津

江戸期の大和川開削により同川両岸に分断されたが，当地はその右岸に位置する。地名は庭井の清水とも呼ばれた依羅井にちなむ（全志３）。依羅氏の居たところで，往古の依羅の原・依羅の里にあたるという（同前）。地内に「延喜式」神名帳に「住吉郡廿二座」のうちとして見える「大依羅神社」がある。
【にわい村(中世)】　戦国期から見える村名。
【庭井村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【庭井(近代)】　明治22年～大正14年の依羅村の大字名。
【庭井町(近代)】　大正14年～昭和56年の住吉区の町名。
【庭井(近代)】　昭和56年～現在の住吉区の町名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7152712