才の峠
【さいのとうげ】

松江市東忌部(ひがしいんべ)町と大原郡大東(だいとう)町との境にあり，主要地方道松江～木次(きすき)線が越える。標高約270m。ここを越す道は，古くから大原郡内では松江道と呼ばれて重要視された。明治22年から４か年を要して馬車通行可能となった。現在主要地方道松江～木次線として峠を中心に改修工事が進行中である。なお，大原郡大東町大字須賀から東進，八束(やつか)郡八雲(やくも)村大字熊野に入るとき越す峠も才の峠と呼ばれるが，後者は５万分の１地形図には記載されていない。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7179149