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太田
【おおた】


旧国名:阿波

吉野川中流右岸に位置し,沖積平野と四国山地の北斜面とからなる。地名は,太田原といわれる吉野川沖積平野の存在にちなむという。中世には熊野十二所神社が勧請され,別当寺万福寺があったという。天正10年織田・徳川の連合軍によって敗走した武田信玄の弟信綱は,義弟の脇城主武田上野介信顕を頼り,付近の太田に住したといい,「故城記」には「太田殿武田源氏」と見える(徴古雑抄3)。なお熊野十二所神社の鉄製六角釣灯籠は永徳2年6月24日の年紀を有し,「源信嗣寄進」とある。
大田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
太田(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7195431