森藤
【もりとう】
旧国名:阿波
吉野川下流右岸の平野部南端に位置し,南部は標高約400mの山地をなす。山麓の段丘に古墳・古墳群が多い。鎌倉初期に麻殖(おえ)保司庁が置かれ,平清盛によって鬼界ガ島に流された平康頼が麻殖保司に任じられたが,壇集落には康頼神社があり,また春日免(かすがめ)集落には康頼の火葬跡と呼ばれている伝承地がある。
【森藤村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【森藤(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7197562 |