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禎瑞
【ていずい】


旧国名:伊予

西条平野西部,加茂川と中山川の両河口に挾まれた燧(ひうち)灘沿岸に位置する。当地は東西16町32間・南北25町20間の干潟を干拓して成立した新田地域である。地名は新田完成の年,地内八幡から村民が金泉と呼ぶ清水が湧出したので「天より嘉瑞を降し給うなり」と歓喜し,天明元年禎瑞と称するよう藩が公示したことに始まる。なお,この呼称は西条藩内限りの私称で,巡見使など幕府役人来藩の際には,西之手在所を氷見村下分,東之在所を西泉村下分とした。明治4年廃藩置県後,西条県から大蔵省にあてた上申書にも「当県下氷見村下分・西泉村下分之儀は,元領之節安永年中松平頼謙貯蓄の手元金を以築立候新開」と記されている。禎瑞という公称は,禎瑞新田全域が松平氏の自費干拓による私有地であると明治政府から公認された以後であろう。
禎瑞村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
禎瑞(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7202211